エコブロックスAM 構工法/技術情報

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緑化舗装(ジオグリーン65%/ジオグリーン85%)

緑化舗装ブロック

ジオグリーン65%/85%

ジオグリーンに画期的な光触媒の排気ガス浄化機能を付けた例

ジオグリーンには排気ガス浄化機能を付け、酸化チタンの特性を活かし、光触媒機能の強い酸化作用で大気中の一つの原因である温暖化ガスNOX(窒素酸化物)を除去し、超親水作用により汚れにくい表面にすることもできます。

NOx除去・排気ガス浄化機能<ジオグリーンexの場合>

舗装材に太陽光があたると表面の酸化チタンが光触媒反応により活性酸素を発生させ、温室効果ガスの原因でもある空気中の窒素酸化物(NOX)と反応し、硝酸イオン(NO3-)となり、セメント内部のアルカリ成分と反応し、中和され硝酸塩となります。この塩(硝酸塩)は無害で雨水によって地中に流れ、除去されます。

超親水性と光触媒 防汚機能(セルフ・クリーニング)<ジオグリーンexの場合>

舗装材に太陽光があたると表面の酸化チタンが光触媒反応により活性酸素を発生させ、温室効果ガスの原因でもある空気中の窒素酸化物(NOX)と反応し、硝酸イオン(NO3-)となり、セメント内部のアルカリ成分と反応し、中和され硝酸塩となります。この塩(硝酸塩)は無害で雨水によって地中に流れ、除去されます。

戸建

小学校

都市の緑に係る心理的効果 出典(平成17年8月12日 国土交通省記者発表資料抜粋)

国土交通省の調査によると緑化の度合いの異なる東京都内4箇所(A~D)において、緑のイメージを形容詞ごとに5段階で聞いたところ、日中温度が31℃を超える真夏日の調査にも関わらず、緑化空間においては「潤いのある」「安らぎのある」「さわやかな」というイメージについてポジティブな回答が多く、緑化の度合いが高まるほどその傾向は強くなったという報告がまとめられています。

(A:緑視率78% B:緑視率75% C:緑視率23% D:緑視率11%)

調査地点の緑視率と、イメージの平均点との相関関係

視点で見るブロック舗装と緑化舗装のイメージ

  • コルゲート
  • ジオグリーン65%

緑化することで、人々の潤い感や安らぎ感などが向上し、
猛暑等による不快感を少なくすることが期待できます。

工場

こちらの工場では、建設当初工場立地法の緑地面積とするため、駐車場を、強化プラスティックマットを使い緑化し、使 用されておりましたが駐車による轍や不等沈下による不陸や水たまりの発生で、補修を何度となくされたとのことでした。ジオグリーン65%に変更してからは、轍や沈下もなく、水たまりができて芝が根腐れすることもなく、非常に喜んでいただいております。

ゲリラ豪雨・集中豪雨・洪水対策に!

ジオグリーン65%では、路盤層を含め降雨強度70㎜/h(芝施工時52㎜/h)もの雨水を一時貯留。

  • 溢流しない理論上の降雨強度 47+2+16+5=70
    70mm/h
  • 溢流しない理論上の降雨強度 29+2+16+5=52
    52mm/h

ジオグリーン65%の空隙率は47%(厚100mm)、各路盤を締め固めた際の空隙率を10%(厚230mm)、芝生部分は空隙率80%(厚30mm)、客土部分は空隙率25%(厚70mm)として計算。 ※実際にはそれぞれ現況の状況により算出ください。

ジオグリーン65%は、12×10-2cm/secという驚異的な透水能力に加え緑化舗装することにより、雨水排水設備の省略化及びコスト低減、都市洪水やヒートアイランド現象の抑止に役立ちます。

名  称 ジオグリーン65% ジオグリーン85%
芝無 芝施工 芝無
表  層 厚さ(㎝) 10 10 10
空隙率(%) 47 29 25
サンドクッション 厚さ(㎝) 2 2 2
空隙率(%) 10 10 10
クラッシャラン 厚さ(㎝) 16 16 16
空隙率(%) 10 10 10
フィルター層
(不織布の場合は無)
厚さ(㎝) 5 5 5
空隙率(%) 10 10 10
舗装合計厚さ(㎝) 33 33 33
降雨強度(㎜/h) 70 52 49

緑化にまつわる各種法制度

緑化に関する法制度が増えています。また、各自治体等では補助金や助成金交付のあるケースが増えています。

「緑化施設整備計画認定制度」

事業者が緑化に関して税制面で優遇措置を受けることができる場合があります。

「緑化地域制度」

一定以上の新築や増築を行う場合に、敷地面積の一定割合以上の緑化を義務づけられています。

「地区計画等緑化率条例制度」

市町村が条例で建築物の緑化率の最低限度を定めています。

※内容については各自治体窓口にお問い合わせください。

商業・公共施設商業・公共施設/集合住宅

  • 播種時
  • 半年後
  • 播種による社内実験
    ブロック層(100mm)だけに土をいれ、種から育てたところ根の生育もよく、ブロックによる生育障害がないことが確認できた。
  • 植生保護
    ジオグリーン65%の芝部分は60mm。この間隔が原動機付自転車のタイヤからも殖生を保護します。
ジオグリーン65%+張芝 経過報告
  • 施工後2ヶ月(平成19年11月)
  • 施工後6ヶ月(平成20年3月)
  • 施工後12ヶ月(平成20年9月)

商業・公共施設商業

  • グラス36.5%

低炭素社会の実現とヒートアイランド抑止効果

舗装に使われている植物が光合成によって二酸化炭素を吸収し成長するため、低炭素社会の実現に役立ちます。緑化舗装部分に保水している水を蒸発させて、まわりの温度上昇を抑えます。

緑化舗装ブロック 製品

ジオグリーン65%・85%・車止め 意匠登録済 標準透水性仕様

施工状態で植物の根張りが可能。緑化率65%の耐圧性、排水性にすぐれた商品です。

  • ジオグリーン65%緑化率65%
  • ジオグリーン85%緑化率85%
  • 車止め
  • カラーボーダーL600
植生ブロックシリーズ/ジオグリーン
商品名 規格L×W×t(mm) 使用個数(個/m2 備考
ジオグリーン65% 298×298×100 11.1 緑化率65%
ジオグリーン85% 298×298×100 11.1 緑化率85%
カラーボーダーL600 600×100×100 カラー:ホワイト
商品名 品種 規格L×W×t(mm) 使用個数(個/m2 備考
車止め 基本型 298×300×200 2  
常緑芝生(緑化舗装用)
1m2当たりの常緑芝生(当社品)の目安使用量[ジオグリーン65%の場合] 目安使用量
芝生種 播種施工用品種 JターフⅡ   26g
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン 5cm(4月中旬~10月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm> 11本/m2
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン+ライグラス 5cm(10月中旬~4月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm> 11本/m2
芝生種 追蒔き用品種
ライグラス種(10月頃播種)
追い蒔き用品種 32.5g
常緑芝生(当社品)の販売単位当たりの使用面積[ジオグリーン65%の場合] 目安使用量
芝生種 播種施工用品種
JターフⅡ
30袋(内容量12kg) [販売単位]
12kg
462m2
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン 5cm(4月中旬~10月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm>*20本 [販売単位]
1m2
1.8m2
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン+ライグラス 5cm(10月中旬~4月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm>*20本 [販売単位]
1m2
1.8m2
芝生種 追蒔き用品種
ライグラス種 (10月頃播種)
追い蒔き用品種 [販売単位]
1kg
30.8m2

グラス36.5%

空洞部に芝を植えて緑の風景を演出。舗装環境にうるおいと安らぎをもたらします。

植生ブロックシリーズ/グラス36.5%
商品名 規格L×W×t(mm) 使用個数(個/m2 備考
グラス36.5% 337.5×225×100 13.2 緑化率36.5%
グラスノックス36.5% 337.5×225×100 13.2 緑化率36.5%
1m2当たりの常緑芝生(当社品)の目安使用量[グラス36.5%の場合] 目安使用量
芝生種 播種施工用品種
JターフⅡ(400g)
  14.8g
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン 5cm(4月中旬~10月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm> 5.2本
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン+ライグラス 5cm(10月中旬~4月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm> 5.2本
芝生種 追蒔き用品種 ライグラス種(10月頃播種) 追い蒔き用品種 18.5g
常緑芝生(当社品)の販売単位当たりの使用面積[ジオグリーン65%の場合] 目安使用量
芝生種
播種施工用品種
JターフⅡ
30袋(内容量12kg) [販売単位]
12kg
810m2
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン 5cm(4月中旬~10月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm>*20本 [販売単位]
1m2
3.9m2
ロール状マット加工品
加工芝 ティフトン+ライグラス 5cm(10月中旬~4月初旬)
<5cm*100cm 厚み20-25mm>*20本 [販売単位]
1m2
3.9m2
芝生種 追蒔き用品種
ライグラス種(10月頃播種)
追い蒔き用品種 [販売単位]
1kg
54.1m2

関連資材

CPグラス

暖地型芝生

東南アジア原産の暖地型芝生で耐暑性、耐寒性ともに強く、アレロパシーの作用があり、雑草の発生や侵入を抑制します。晩秋、気温が急激に下がってくると、完全に休眠に入り、春には、ソメイヨシノの花が満開になる頃から萌芽を始めます。

※100m2以上は、納期の問い合わせをしてください。

※時期によっては数ヶ月かかることもあります。
休眠時は芝生が休眠状態に入るため、茶色に変わります。

主な特徴
  • 雑草抑制に効果有り!
  • 地上の被覆が旺盛であり密な芝生を形成。
  • アレロパシー効果で抑制
  • 草刈手間低減
  • 根の発達が良い!
  • 根の発達がよく土壌保持力が高い
  • 土壌適応性が大きい!
  • pH4.2~8.5の広範囲で育成良好
  • 耐暑性・踏圧性が強い!
  • 耐乾性・耐塩性も良好

常緑芝生

1年を通して施工時に美しい緑を提供いたします。

美しく保つために

芝生は、生き物ですのでメンテナンスが必要です。施工後は必ず水まき等、適正なメンテナンスをお願い致します。 加工芝は、ティフトン芝(夏芝)を主としております。一年を通して施工時に美しい緑を提供するために、秋から春先にかけての出荷には、ライグラス(冬芝・短年草)を混播したものを出荷いたします。翌冬も美しく緑を保つためには、翌秋頃にライグラス等の冬芝の追蒔き(オーバーシード)が必要です。
また夏場(春から秋)にかけての出荷には、ライグラスを混播しておりませんので、冬も美しく緑を保つためには追蒔きが必要です。

常緑芝生(緑化舗装用)
  商品名 形状 単位 ※一般使用m2 備考
芝生種
播種施工用品種
JターフⅡ
(400g*30袋)
箱 400g*30袋 12kg 300m2/箱  
ロール状マット加工品
※切断加工の都合により切断幅や長さに多少の誤差があります。
加工芝 ティフトン 5cm
(ティフトン 4月中旬~10月初旬)
〈5cm*100cm 厚み20-25mm〉*20本 1m2 1m2  
ロール状マット加工品
※切断加工の都合により切断幅や長さに多少の誤差があります。
加工芝 ティフトン+ライグラス 5cm
(ティフトン+ライグラス10月中旬~4月初旬)
〈5cm*100cm 厚み20-25mm〉*20本 1m2 1m2  
ロール状マット 加工芝 ティフトン 50cm
(ティフトン 4月中旬~10月初旬)
〈50cm*100cm 厚20-25mm〉*2枚 1m2 1m2  
ロール状マット 加工芝 ティフトン+ライグラス 50cm
(ティフトン+ライグラス 10月中旬~4月初旬)
〈50cm*100cm 厚20-25mm〉*2枚 1m2 1m2  
芝生種
追蒔き用品種
ライグラス種 (毎年10月頃播種)
※ライグラスは短年草です。
追い蒔き用品種 1kg 20m2/袋  

施工上の注意とメンテナンス

一般住宅や公共駐車場の緑化に最適なジオグリーンやグラスブロックの性能を十分に発揮させるためには注意が必要です。

加工芝及び切り芝の場合
1.客土
根がのびやすく水はけのよい土壌とするために、砂土ベースに腐葉土を混ぜるなどして植物の客土として適切なものを使用して下さい。ブロック間のすき間に芝生を張り付ける厚さを考慮し、客土面がブロック面より少しさがるように、ブロックの表面より客土が30㎜程度下がるように均一に入れていきます。
2.植生(張芝など)
ジオグリーンの場合、ロール状芝生帯「加工芝」(5×100㎝)をそのままブロックの間に張り付けていきます。帯と帯の間は10㎝程度に細かく切断し張り付けていきます。グラスの場合は13㎝程度に切断し、そのまま間に張り付けていきます。この時芝生がブロックの上面より5㎜程度低くなるようにします。その後目土をかけます(夏場を除く)が、目土は多すぎると一時的に芝草を弱らせるので、厚さ5㎜程度を均一にかけて下さい。目土をかけるのが翌日になる場合は、芝生に潅水をして下さい。芝生以外の植物を植生する場合には、植物の特性に合わせた養生などを行って下さい。
3.施工後の確認
ブロックと芝生が設計通りに敷説されているか、ブロックの舗装面や芝生の凹凸はないか、など状態を確認して下さい。
4.潅水
施工確認の後、清掃をして残材を撤去します。その後潅水を施しますが、同時に汚れたブロック面を洗い流して下さい。芝生の生育に必要なだけの潅水を施したら完了です。不陸防止のため、水が引くまで、6時間くらいは車両の乗り入れを控えます。
JターフⅡ及び播種の場合
1.客土
根が伸びやすく水はけを良い土壌とするために、砂土ベースに腐葉土を混ぜる等して植物の客土として適切なものを使用して下さい。発芽後、葉わかれの高さ(約20~30㎜)を考慮し、客土面がブロック面の上面より客土が少し下がるように均一に入れていきます。
2.播種
JターフIIを使用する場合、年中いつでも種を播くことはできますが、取扱説明書にしたがって使用してください。緑化率100%の場所では、1袋(400g)につき10m2が目安ですが、植生ブロックの緑化率に応じて、種量の調整が必要です。その後うすく目土をかけるか、細い棒を使って、表土と種を軽く混合するようになじませます。そして、ブロックの隙間に合った角材などで表面を鎮圧することで、種子が飛ばされたり流されるのを防ぎます。(播種が適期であれば10日前後で発芽し、40~50日できれいなターフになります。)
3.施工後の確認
ブロックと芝生が設計通りに敷説されているか、ブロックの舗装面に凹凸はないか、種はムラ無く均一に播くことができているかなど状態を確認して下さい。
4.潅水
施工確認の後、清掃をして残材を撤去します。その後芝生の生育に必要なだけの潅水を施したら完了です。不陸防止のため、水が引くまで6時間くらいは車両の乗り入れを控えます。播種後種が発芽するまでは、土壌が常に湿っている状態を保つよう潅水して下さい。芝生の生育状態に応じて潅水頻度は調整をして下さい。

利用上の注意点(メンテナンス)

  1. 潅水・除草・施肥等、芝生の生育に必要なメンテナンスは十分に行って下さい。
  2. 緑化舗装上への大型車両の乗り入れはできるだけしないようにして下さい。不陸発生の原因ともなり植物を傷つけ生育に害を及ぼす恐れがあります。
  3. 自転車・オートバイ・車椅子・ハイヒールでの歩行、走行には十分注意して下さい。
  4. 転倒によりけがをする恐れがありますので、緑化舗装上では走らないようにして下さい。
  5. 長期にわたり緑化舗装上に物を放置しないようにして下さい。日照不足により植物の生育を妨げる原因となります。
  6. 植物を枯らす原因となりますので、緑化舗装上には有害物質の流出が予想されるゴミなどを置かないようにして下さい。
  7. 緑化舗装上での洗車は行わないようにして下さい。洗剤などの流出により、植物が枯れる恐れがあります。
  8. 施肥や芝刈りを行うことにより芝の生育が促進され、病気予防や雑草の進入を防ぎます。施肥は芝生専用の肥料を使用し、取扱説明書にしたがって施してください。芝刈り機としては、タイヤが大きく、歯の高さが調整できるような機種を使用して下さい。当社推奨機種として、バロネス(株式会社共栄社)リールタイプ:LM4Dまたは、ロータリータイプ:GM530Bを推奨します。使用の際は取扱説明書にしたがってください。
  9. 加工芝は暖地型交雑種のティフトンをベースとしています。一年を通していつでも出荷時に常緑を保持するために、10月中旬~4月初旬まで出荷分には寒地型短年草のペレニアルライグラス(以下PLG)を追い播き(オーバーシード)しております。
    • 10月中旬~4月初旬まで出荷の加工芝は、施工初年度の冬季はきれいな緑ですが、翌年もきれいな緑を維持する為には、オーバーシードが必要です。
    • 4月中旬~10月初旬にかけて出荷する加工芝は施工時にはきれいな緑ですが、次の冬もきれいな緑を保持する為には、オーバーシードが必要です。オーバーシード用の種は別途ご購入が必要です。市販品でも寒地型短年草種子であればかまいませんが、当社でもオーバーシード用種子を販売しております。施工時には注意事項をよく確認してから行なって下さい。

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